「奈良の鹿」として親しまれている奈良公園を中心に生息する鹿は新型コロナウイルスによる観光客減少に伴い、ガリガリになったりだという誤った情報や、ポイ捨てされたゴミの誤飲、「おじぎ」を「芸」と間違ったとらえ方など、人間の誤った理解により危機にさらされています。今、奈良の観光情報サイトとしてお伝えしたい奈良公園の鹿「奈良の鹿」の事です。
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奈良公園の鹿「奈良の鹿」は
管理されたアトラクションではありません。
「野生動物」の「生息域」に人間が訪問します。
このページは各機関、各団体より公開されている鹿との接し方に関する注意事項を参考にまとめたものです。このページに記載されてある内容を全て満たしたところで鹿とのトラブルが発生しないとは限りません。鹿と接する際はご本人の責任のもと細心の注意を払っていただくともに、くれぐれも怪我の無いようお願い申し上げます。
尚、万が一鹿とのトラブルが発生した場合は当サイト筆者は一切責任を負いませんのでご了承ください。
奈良公園の鹿は野生動物です。「しつけ」された飼育動物ではありません。
▶「奈良の鹿」は天然記念物に指定された野生動物です。決して「しつけ」をされた飼育動物ではありません。愛玩動物ではありません。
・場合によっては突然、人を攻撃する(かむ、たたく、角でつく、突進、噛む、蹴られる)こともありますので注意が必要です。
・鹿が道路や歩道に飛び出すことがあります。
・不用意に近づかないでください。
・体や角に直接触れてはいけません。
・マダニなどが寄生している可能性があります。
・子どもだけで近寄らせないでください。
・高齢者の怪我も多発しており特に注意が必要です。
・5月~7月上旬頃は出産、子育て期で神経質な時期です。メス鹿、小鹿には近づかないでください。(時期は個体による)
・9月~11月頃は発情期で気が荒くなっています。オス鹿(角が生えている鹿、角が切られた鹿)には決して近づかないでください。(時期は個体による)
・手荷物を荒らされる可能性もありますのでカバンは口を閉めてください。
・紐状の手荷物(水筒、カメラなど)は角がひっかからないように注意が必要です。
・パンフレットなどの紙製品は食べてしまうことがあるので注意が必要です。
・財布からお札を出して食べられる事故もあります。
・奈良公園付近を車で走行の際は、交通事故に注意してください。
・鹿が道路に飛び出すことがあります。
・万が一、事故の当事者になった場合は奈良の鹿愛護会及び警察に連絡をしてください。
・鹿は犬に敏感な生き物です。逃げるために走り出して道路に飛び出る可能性があります。
・必ずリードを付けたください(ロングリード不可(奈良県による))
・犬を放さないでください。犬を近づけないでください。
・犬に襲い掛かることもあります。
・鹿の驚く行為を行わないでください。
・追いかけたり、叩いたり、じらしたり、乗ったり、紐等で結ぶ、触る、抱え込む、角を掴むなど、イタズラをするのは絶対にやめてください。
・「奈良の鹿」は天然記念物に指定されています。故意に傷つけたりすると罰せられる場合があります。
・鹿せんべいの与え方については下のリンクの◎印をつけたリンク先に掲載があります。
シカは人を攻撃することがあります。 この記事にあるリンク先をご一読ください。 |
追いかけたり、イタズラをしないでください。 また、鹿を故意に傷つけると法律で罰せられる可能性があります。 |
鹿せんべいは「おやつ」です。主食は草であり奈良公園のそこら中にあります。鹿は草を自由に食べますので鹿せんべいを与えなくても餓死することはありません。先述の通り鹿の主食である草は奈良公園に沢山生えていますので人間が餌やりをする必要はありません。
・鹿せんべい以外を与えないでください。
・菓子、野菜、弁当などを与えないでください。
また、人間が食べる野菜の味などを覚えると、その味を求めて奈良公園外にシカが出かけることがあります。奈良公園を中心とした保護地区外の畑を荒らすなどをした鹿は捕まえられて収容施設で一生を過ごすことになります。
・鹿せんべいの与え方については下のリンクの◎印をつけたリンク先に掲載があります。
鹿に「鹿せんべい」以外を与えないでください。 |
ビニールを含むゴミを鹿が誤飲することがあります。胃の中で消化せず死亡してしまします。ポイ捨ては絶対にしないでください。奈良公園にはゴミ箱がありません。奈良公園を訪れる際は、ゴミが発生したあとは持ち歩くことを考えながら行動してください。
・路上のポイ捨てされたゴミ(ナイロンを含む)を誤飲します。
・パンフレット等の紙製品も誤飲に注意が必要です。
ビニールを含み鹿が誤飲して死にます ポイ捨てをしないでください。 |
各機関、団体より鹿と接する際の注意事項が発表されています。
リンク先をご一読ください。 |
▶鹿せんべいは「おやつ」です。主食は草であり奈良公園のそこら中にあります。鹿は草を自由に食べますので鹿せんべいを与えなくても餓死することはありません。新型コロナウイルスの流行を背景にした観光客の減少で「鹿せんべい」を貰える機会が少なくなりましたが、先述の通り鹿の主食である草は奈良公園に沢山生えていますので人間が餌やりをする必要はありません。
▶以前から市街地をうろつく鹿は存在していました。2020年以降、市街地を歩く鹿の目撃情報がSNSに度々アップロードされ、その投稿を見る事ができます。ただし、市街地に鹿の群れが移住しているような事実はありません。
▶鹿に近づくと「頭を下げる」動作をします。これを「おじぎ」と解釈しているのは人間であり芸ではありません。なぜ「おじぎ」をするのかはわかっていません。
▶いわゆる「奈良公園」に生息しています。興福寺より東側、国立博物館、春日大社、東大寺、奈良公園の興福寺より東大寺側のエリアで活動していることを見かけます。夕刻以降は山や森の中に隠れてしまいます。
▶奈良公園内の土産店などの売店、パラソルテントでの路面販売で入手することができます。
▶人間の食品として製造、管理されているものではありませんので食べられません。
奈良の鹿愛護会を支援することができます。公式サイト内の「支援をする」から内容をご確認ください。
主に公園内の美化活動や勉強会などを通じて奈良の鹿をサポートするボランティア団体です。
清掃活動やポスター作製などを通して、奈良の鹿の特にゴミの誤飲について取り組む民間団体です。
「子鹿公開」「鹿の角きり」「鹿寄せ」
「鹿せんべい飛ばし大会」
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