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【交通規制について】
奈良公園周辺にて行事が開催される日などは車両通行止めを含む交通規制が実施される場合があります。 >>詳しくはコチラ |
奈良公園では春(大型連休)、秋の繁忙期(いわゆるシルバーウィークと、正倉院展開催期間)を中心に駐車場の満車や奈良公園周辺で渋滞が発生することがあります。
当然のことながら奈良公園内、奈良公園周辺の駐車場は人気が高く、日によっては満車が続く場合もあります。また、奈良公園を目指す道路で渋滞が発生します。
通勤時間帯など一部の現象を除き、平常時は奈良公園周辺で明らかに観光が原因の渋滞が発生しているわけでは無く、平常時であれば一番利用しやすい奈良公園近接地の駐車場でもスムーズに駐車することができます。(ただし、その日によりますので必ずしも入庫のお約束ができる文言ではありません。)
当然、筆者も平常時においては奈良公園に非常に近い駐車場をよく利用しています。
【奈良公園内/周辺駐車場】
・複数の駐車場がある
→目的地によって駐車場所を選べます。
・料金設定も複数ある
→提携施設も中にはあります。
◎シーンに応じて駐車場を選べることができます。
県などで作る「奈良中心市街地公共交通活性化協議会」が「パークアンドライド」を実施している日は渋滞が発生する可能性が高い日と見て良いでしょう。
>>パークアンドライド公式媒体「奈良公園・平城宮跡アクセスナビ」の記事
また、当日であればリアルタイムで渋滞状況を配信しているサイトや駐車場情報を配信しているサイトをみて参考にするのも良いでしょう。
この記事では奈良ファン歴10年の当サイト筆者が「奈良中心市街地公共交通活性化協議会」様の資料を参考にしながら独自に奈良公園の渋滞の発生原因を分析してみました。またそれを踏まえたポイントをご紹介します。
※当サイト筆者による奈良公園を中心とした交通渋滞の調査
・2021年 秋~ 県を中心とする30年に及ぶ対策を文献調査
(県公式サイト、県立図書情報館所蔵図書、筆者所有図書など)
・2021年 秋 大仏前駐車場入口にて滞留状況を調査
・2022年 GW 大仏前殿前交差点にて滞留状況を調査
・2022年 GW 広域に及ぶ誘導状況を調査(天理~木津川)
情報を知る者が奈良の渋滞に勝つ!
奈良公園という超有名な観光資源で、かつ、奈良のランドマークである「鹿」や、「大仏」がある東大寺、春日大社、興福寺が1ヶ所に集中しています。
当然のことながら、そこには「たくさんの車が駐車をしたい」需要があるこがうかがい知れます。
「公園」と聞くと、柵があり、ゲートがあり、駐車場があるというイメージですが「奈良公園」はそうではありません。
・県管理「都市公園奈良公園」
・東大寺、春日大社、興福寺など周辺社寺
・土産店、飲食店などの周辺店舗
・依水園、国立博物館などの施設
が集まるエリア全体を「奈良公園」と呼びます。
このエリア全体「奈良公園」の中には車が走行できる道路もありますが、奈良公園内に入る部分にはこれといった「ゲート」や看板があるわけでは無く、市街地を走行していると知らず知らずのうちに「公園の中」に入ることになります。
このように、「奈良公園」は「街」と一体化していると言えます。
▶大規模な駐車場はありません
奈良公園にはテーマパークやモール型商業施設にあるような大量の車が駐車できるような大規模な駐車場は存在していません。
▶複数の駐車場があります
・奈良公園内やその周辺には小中規模の駐車場が40ヶ所以上存在しています。
・奈良公園エリアは広大なため、「散策を開始したい場所」や「目的地の近くなど」シーンに合わせて駐車場を選択することができます。
・駐車場によって運営者が異なる為、料金制度も異なります。事前に比較してから駐車場を選ぶことも良いでしょう。
▶観光スポットに駐車場が無い
奈良公園内の観光スポットには観光客向けの駐車場を保有していない場合があります。
・東大寺(奈良の大仏)
・奈良国立博物館
・若草山
・吉城園
・衣水園
など多数の観光スポットに直営の駐車場はありません。
▶観光スポット直営の駐車場
①春日大社
②興福寺
③氷室神社
④夢風ひろば
など
長年、奈良公園中心部の駐車場として親しまれてきた「県営 大仏前駐車場」ですが一般車の受け入れは不可となりました。
▶現在の利用は…
「車いす優先区画」「ゆずりあい駐車区画」は利用できます。また、条件に当てはまるバスを駐車するスペース及び「ぐるっとバス」の運行拠点として活用しています。
\あわせて読みたい/ >>記事へ |
・「できる限り目的地の近くに駐車したい」
という観光をする方にとってはそのような心情が働くことは当然です。
それに加え、
・観光スポットがたくさん集まっている
ので、奈良公園では奈良公園中心部や周辺への駐車場需要が非常に高いことが推察することができます。
上の項目で解説したように
・駐車場が複数ある
・観光スポット公式の駐車場が無い
また、
・空車がある駐車場への案内が満足でない
など、はじめて訪れる方には「どこに空車があるかわからない」状況となり、
・駐車場を探して奈良公園に近づく
↓
・知らず知らず満車の多い地区や渋滞する道路へ入る
↓
・行った先で満車になっている
↓
・空車のある駐車場を探して「うろつく」
など道路交通量を増加させる原因や、せっかく観光に来たのにも関わらず駐車場探しに手間取る原因となっていしまいます。
当然ながら、どんな道路にも自動車がスムーズに通行ができる交通量があります。それを越えた時、「渋滞」が発生します。
主な原因として
・複数方面からの交通が合流する場所で混雑する
・交通量が多い道路の車線が少ない
・歩行者横断など低速度になる原因がある
・流入する交通量に対して、青信号で通過できる交通量が少ない
奈良公園ではこれまで解説してきた複数の要因によって、交通量がその道路に許される量をこえることがあります。
以上のことから、以下のような対策を取ることができます。
▶奈良公園の駐車場の情報を知る
▶持っている情報を活かして渋滞を回避する
▶駐車場を「現地で探さず」ダイレクトに入庫
つまり、事前に調べて情報を持っておくことが、大切となります。
知らずに行くと、「渋滞に自分から飛び込みに行く」ことになります。
▶駐車場の公式サイトなどで駐車場の混雑状況の配信がある場合があります。
▶Googlemapや JARTIC日本道路交通情報センターのサイトでは道路混雑状況が配信されています。
目的地に向かう途中も助手席の方や休憩中に駐車場の混雑状況や道路状況を確認し、臨機応変に駐車する場所を選択していくと良いと思います。
事前にお目当ての駐車場を調べておき、
お目当ての駐車場の空き状況を確認し目的外の「うろつき」を極力抑えることが大切です。
駐車場候補は、
第一候補:奈良公園内や近接の駐車場
渋滞/満車の場合は↓
第二候補:JR奈良駅周辺など少し離れた場所
または
第三候補:郊外の駐車場に駐車してバスで移動
など、複数の駐車場候補を作っておくと良いでしょう。
そして、リアルタイムで渋滞情報などを取得して駐車場を目指すことがオススメです。
>>奈良公園の駐車場
このリンクの記事では
・観光スポット直営駐車場
・奈良公園内/周辺駐車場
・郊外のオススメ駐車場
を掲載しています。
駐車場公式サイトで空車情報を配信している場合はリンクも付けています。
春、秋の繁忙期には「パークアンドライド」の取組が実施されます。
◎パークアンドライドとは…
奈良公園から離れた場所にて
・無料駐車場の開設
・有料駐車場でのお得なキャンペーン
を実施して、その駐車場からはバスで奈良公園にアクセスする仕組みです。
駐車場開設の有無や、キャンペーン実施の有無や内容は実施期間ごとに異なりますので公式サイトにてご確認ください。
その期間の実施概要(駐車場の場所、キャンペーン内容)は公式サイトにてご確認ください。
奈良公園に訪れた方のうち、大勢が同じような時間に奈良公園を後にしようとするデータがあります。そのため、帰宅ピークの時間とは別の時間帯に車を動かすことが進められています。
>>「奈良公園・平城宮跡アクセスナビ」内の記事に帰宅ピークのグラフがあります。
いずれにしても混みますが…奈良公園付近から直進し第二阪奈「宝来IC」へと向かう大宮通りに帰宅の車が集中する傾向が見られます。
その為、平行する「三条通り」(下の地図の緑線)の利用を呼び掛ける働きかけもされています。
団体バスで奈良公園の訪問を計画されている場合には奈良公園バスターミナルの活用をお勧めします。尚、この場合ドライバーと乗客は別々の行動を強いられることとなりますのでドライバーごとバス会社等に発注される場合にご活用ください。
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