『ミナーラ』-【奈良金魚ミュージアム】雰囲気や場所・周辺・シャトルバスなど　現地の様子をお伝えします。

　【奈良金魚ミュージアム】や【大仏プリン】などがテナントとして入居している奈良市の大型ショッピングセンター「ミナーラ」。観光にも役立つ店舗構成からその魅力に筆者が迫ります。

シェアする

※テナント情報は執筆時点の情報です。最新情報は公式サイトをご確認ください※

名称：ミ・ナーラ

核テナント：ロピア（食品スーパー）、ラウンドワンスタジアム

建物規模：地上1階～地上6階

駐車場：立駐1棟、平面3ヶ所、バス1ヶ所

最寄駅：近鉄新大宮駅より900m

シャトルバス：新大宮駅、JR奈良駅、近鉄奈良駅より

公式サイト：https://www.mina-ra.com/

▶近鉄新大宮駅から

　＞約900m

▶平城宮跡「朱雀門ひろば」から

　＞約500m

▶奈良県コンベンションセンターから

　＞約300m

名称：奈良金魚ミュージアム（NARA KINGYO MUSEUM）

場所：商業施設「ミナーラ」４階

会期：常設

（臨時休業等都合は公式サイトをご確認ください。）

公式サイト：https://kingyomuseum.com/

　「奈良金魚ミュージアム」は商業施設「ミナーラ」の４階にあります。路面から専用の入口があるわけではなく、商業施設内の通常のエスカレーターかエレベーターを利用して４階へ行きます。

　金魚の名産地である「大和郡山市」の隣の奈良市に開設された金魚を展示した常設の施設です。学術的な解説はほとんど存在せず、アーティスティックな空間に金魚を飼育している点が特徴的であり、その空間を楽しんだりフォトスポットとして活用できる様子です。

　「奈良金魚ミュージアム」は商業施設「ミナーラ」の４階に立地していますが、金魚ミュージアム館内は装飾がなされており、その空間に没頭することができます。商業施設内に立地しているため、金魚ミュージアム見学前後の飲食やスーパーマーケット等を利用した買い物には困りません。

　金魚ミュージアムの中は全体的に暗い様子であり、装飾された水槽にライトが当てられ特徴的な空間を演出しています。カップルや親子連れのほか、アマチュアカメラマンも来館している様子です。開館以来徐々に知名度を上げているのか、新たな奈良の観光スポットとして定着しはじめているかと推察できます。

　金魚ミュージアムの中いくつかのエリアに分かれており、それぞれの空間が演出されています。そのエリアによって異なる雰囲気のため、フォトジェニックスポットとしては沢山の写真を撮影することができます。

　「奈良金魚ミュージアム」は、奈良観光に欠かせない「日本らしさ」を感じられるほか、奈良県が金魚の名産地であるという「ご当地らしさ」に加え、奈良観光では珍しい「近代的な様相」を感じられる新たな観光スポットです。

　周辺には世界遺産もあり、東大寺などがある奈良公園からもバスで一本という立地で、新たな奈良の観光スポットとしてミナーラの他の店舗と共に楽しむこともオススメです。

　尚、過去には「忍者タウン」を含む「奈良祭都」としての営業していましたが、既に運営を終了し「奈良金魚ミュージアム」の拡張用地として活用されています。

名称：奈良いきものミュージアム（NARA IKIMONO MUSEUM）

場所：商業施設「ミナーラ」４階

会期：常設

（臨時休業等都合は公式サイトをご確認ください。）

公式サイト：https://nara-ikimonomuseum.com/

　「奈良金魚ミュージアム」は商業施設「ミナーラ」の４階にあります。路面から専用の入口があるわけではなく、商業施設内の通常のエスカレーターかエレベーターを利用して４階へ行建物中央のエスカレーターの近くに入口があります。

　「奈良金魚ミュージアム」を運営する企業が2023年4月28日に新たにオープンする施設です。６つのエリアのうち５つのエリアにそれぞれのテーマに合わせた生き物が展示されています。入口すぐのエリアでは生き物と「ふれあえる」エリアもあります。

　展示されてある生き物の解説パネルや、テーマに合わせた装飾のある展示空間のある一方、フォトジェニックな空間も整備されていることも特徴です。

　「奈良いきものミュージアム」館内は６つのエリアに分かれています。

　入口すぐので動物にふれあえる「のそのそ」、ジャングルのような「しとしと」、「ぷるぷる」「からから」「こわこわ」そして、休憩したりできる「NIMキャンプ」です。そのうち５つのゾーンにはそれぞれのテーマに合わせた動物たちが展示されてあります。

　ミナーラには奈良のご当地グルメも出店しています。

・奈良名物となった「大仏プリン」

・県民にはおなじみのパン店「キャパトル」

 ・奈良のご当地ラーメン「みつ葉」

　「奈良金魚ミュージアム」のみならず、期間を決めて催しが行われる市営の「奈良市美術館」や、ボウリングのみならずあらゆるアクティビティが楽しめる「ラウンドワンスタジアム」も出店しています。また、「ニンジャ☆パーク」は様々な世代が身体を動かして楽しむことができるアスレチックが用意されているなど、あらゆるシーンの非日常を楽しむことができます。また、屋上には砂場でBBQができる「TACHIHI BEACH」（営業日要確認）も新たにオープンしました。

 　奈良市中心部に最も近いフードコートには、「はなまるうどん」、「リンガーハット」、「バーガーキング」など多彩なお店が出店しています。

　また、上層階にはファミリーレストラン「ファミレス SOZAI」が出店しています。

　奈良県初上陸として話題となった関東発祥の激安スーパー「ロピア」が1階メインテナントとして入居。その隣には「スギ薬局」があり、100円雑貨の「セリア」が日常の生活を支えています。

　アパレル店「しまむら」、手芸店「ドリーム」、「バライティ101」も出店しており、日常を豊かにするテナントが揃っています。また、「西松屋」、「バースデイ」、「トイザらス」も出店しています。

　 ホームインテリアの「ナフコTWO-ONE STYLE」もあり、家の中のあらゆるものを揃えることができます。

　「ミナーラ」の前前身の商業施設建設の際に3万5000点の木簡（奈良時代に細長い木の板に墨で文字を書いた物）が発見され、この地が奈良時代の貴族「長屋王」の邸宅であることが判明しています。現在、正面玄関にそれを解説する説明版が設置されています。また、平城京に関する木簡が7万4000点の木簡もこの商業施設建設に併せた発掘調査で発見されています。

　「ミナーラ」はユネスコ世界文化遺産「古都奈良の文化財」の一つ「平城宮跡」のお隣です。近年「歴史公園」の一環として開発された「朱雀門ひろば」からは約500mと一体的にミナーラや金魚ミュージアムを観光することができる立地にあります。

　＞朱雀門ひろばなど「平城宮跡」について詳しく

　「平城京三条二坊宮跡庭園」は「ミナーラ」から道路を挟んだ向かい側にあります。奈良時代の庭園を復原及び展示して無料で公開されています。特別史跡と特別名勝の両方に指定されている数少ない例の一つです。

　尚、長屋王との関連も指摘されますが年代関係から関係が無いとされており、奈良時代の利用者などはっきりした建設目的はわかっていません。

　2020年に開業した国際展示場「奈良県コンベンションセンター」にも近く、コンベンションセンター内は飲食店はカフェしか存在しない為、催し物の開催時に利用することもできそうです。

　＞奈良県コンベンションセンターについて詳しく

　ミナーラは自動車で大阪方面から奈良公園を目指す際に利用する「大宮通り」や奈良県の南北の幹線道路「国道24号線」にも面しており自動車でのアクセスも便利です。

　また、「ぐるっとバス大宮通りルート」を利用すると奈良公園方面からはバスで１本、のりかえ無しのアクセスが可能です。

　奈良公園や平城宮跡の観光と同じ旅行でミナーラや、金魚ミュージアムを楽しむことができます。

◎詳しくはアクセスの項目をご覧ください。

▶ミナーラが指定する日はシャトルバスの運休及び運行内容の変更などが発生します。

　「ミナーラ」へは、

・新大宮駅より徒歩

・無料シャトルバス

・路線バス

の３つの方法でアクセスすることができます。

　ミナーラは、周辺の鉄道駅から無料のシャトルバスが運行されています。一部は本数は限られていますが時刻をあわせればお得で便利に利用することができます。

▶新大宮駅（北口）

▶JR奈良駅（西口）

▶近鉄奈良駅

　いずれのルートについても、本数が限られているため公式サイトにて事前の確認が必要です。また、全員着席のマイクロバスにて運行されるため満席の場合は乗車できない場合があります。

>>ミナーラ公式サイト＞アクセスのページ

　「ミナーラ」の最寄り駅は近鉄奈良線の「新大宮駅」です。新大宮駅からは歩いて900mの位置になります。

・大規模駐車場完備

・大型バス駐車場（要予約）

　奈良市内唯一の「シェアサイクル」事業者「奈良バイクシェア」（ドコモバイクシェア）のポートが敷地内にあります。

　>>シェアサイクルについて

　「ミナーラ」は隣に世界遺産「平城宮跡」、近隣に「奈良県コンベンションセンター」があり、バスで一本で結ばれる場所に奈良市内屈指の観光スポット「奈良公園」があるという立地です。

　その館内には「奈良金魚ミュージアム」やフードコート、ラウンドワンスタジアムなど商業施設ながらも観光客が訪れても楽しめる店舗がそろっています。

　また、スーパーマーケットや薬局など周辺住民の生活に欠かせない店舗が、必要に応じて観光で訪れた場合にも役立つことでしょう。

　「ミナーラ」は奈良の新たな観光スポットとして、奈良観光の一つの「中継地」として、そして「目的地」として、観光客からの注目を集めそうです。

note↓

▶金魚ミュージアム改装後の様子と考察

▶ミナーラの観光について考える