奈良時代の首都「平城京」の中枢部、天皇の住まいや役所があった場所です。現在は保存された広大な敷地に朱雀門などの復原建物や展示施設、自然環境がある歴史公園として整備が進んでいます。
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今から約1300年前、日本の首都はここ奈良にありました。その都市の名前を「平城京」といいます。平城京には寺院や市場のほかに住民が住む住宅も整備されていました。
その「平城京」の北端に天皇の住まいや役所が置かれていました。この区域を「平城宮」と言います。
日本の首都が長岡京に移る(そののち平安京に移る)と、平城宮は田畑などに姿を変えました。江戸後期~大正時代ではその価値が見直され保存が促進が行われ、平城宮の跡地は「平城宮跡」と呼ばれるようになりました。
\復元建物や展示施設/ |
こんにち、平城宮跡の「地上」で見えるのは「研究結果を基にした復元された建物」や「展示施設」です。
何にも無いように見える平城宮跡の地下には、奈良時代の柱の跡や、遺物がたくさん眠っています。
大部分が保存され、周辺部分も含めて公園として整備されています。
2011年以降「平城宮跡歴史公園」としてリニューアル整備がすすめられ、
2019年には第一期開園として「朱雀門ひろば」などが開園しました。
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