残念ながら奈良公園や若草山に雪はめったに積もりません。南都八景「三笠山の雪」と言うけれど、奈良公園の雪事情、三笠山=若草山の雪事情について2017年の雪化粧をした奈良公園の写真と共に解説します。
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◎この記事は奈良公園がある奈良市中心市街地について解説しています。 ◎名阪国道を含む奈良市山間部、奈良県山間部は降雪地域です。 |
室町時代に初めて登場した奈良の美しい風景8ヶ所を選んだ「南都八景」。その一つに「三笠山の雪」があります。この場合の三笠山は春日大社の「御笠山」ではなく「若草山」の別名です。
若草山は奈良公園に隣接している山で、春から秋の開山期間にはハイキングや登山が楽しめる他、閉山期間でも世界遺産春日山原始林を経由しての登山やドライブウェイで山頂展望台を目指すことができます。
先述の通り、南都八景にも選ばれている若草山の雪景色を始めとする奈良公園の雪ですが、めったに雪は積もりません。25年間奈良県に住んでいる筆者の感覚にはなりますがちらほら「ホコリ」のような雪が降ることは時々あっても、積もることは年に1回あるか無いかという感覚です。
雪に関する気象庁のデータがありましたのでリンクを張っておきます。気象庁の奈良市の観測ポイントの情報です。
雪が降らないからといって、決して温暖というわけではありません。「雪が降らない」と気温は別の話です。奈良市街のある奈良盆地では冬はしびれるように寒く霜がおり、道路の凍結は日常にあります。暖かい格好でおでかけください。
降雪時の自動車の運転には関係当局や道路管理者からの指示に従ってください。
筆者が奈良公園の雪の日に奈良公園内を散策した時に気を付けた事をご紹介します。雪の重みに耐えられなくなった木の枝が多数落下しており、いつ自分に落ちてくるかわからない状況でした。また奈良公園周辺は石段などの階段や急こう配、石畳があり足を滑らさないよう相当気を付けて歩いていました。
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