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奈良市内で一体的、連続的に観光ができる範囲を「エリア」として、当サイトを始め様々な媒体で紹介されています。しかし、その定義は各媒体でおおよそ同じであるものの、媒体によって定義は様々です。
▶一般に入手できる観光パンフレット、観光ガイドブック、インターネットサイトなどに掲載されている一般的なエリアの考え方を使用しています。
▶当サイトでの「エリア」の定義は、一体的、連続的に観光ができる範囲で観光資源の集合体です。
▶景観の表情や歴史的背景(成り立ちやその後の観光振興施策について)を考慮しています。
▶エリアの範囲の「境界」については明確に決めることが難しく地図上に示した境界線外の周辺もエリアに含まれることがあります。
当サイトで紹介しているエリアの定義と異なる定義がなされている場合があります。ここでは、その代表的な事例を紹介しています。
・都市公園としての「奈良公園」、文化財指定の「名勝奈良公園」の範囲は明確に定められていますが、観光客向けの一般的な媒体では「奈良公園」と呼称される場合は、都市公園奈良公園の平坦部と周辺にある社寺や民間施設、文化施設を含めた一体的なエリアを指す場合がほとんどと言えます。
・3つある「奈良公園」の定義については、こちらのページをご覧ください。
・ただし、媒体によっては「どこまでを奈良公園」とするかには若干のムラがあります。
◎当サイトでは
都市公園奈良公園(山林部+平坦部)+周辺社寺、博物館、民間施設等を含めた一体的なエリアを「奈良公園」とします。
しかし、「若草山」「春日山原始林」は、平坦部の観光シーンとは異なるため、記事により山林部を除外しています。
・主に元興寺旧境内を中心とした町屋が残されているエリアを指す文言として使用される場合が多いです。
・媒体により東隣の地区「高畑」と一緒に「ならまち」として掲載している場合があります。
・そのほか媒体により、どこを「ならまち」とするかの定義は分かれており詳細は図の通りです。
◎当サイトでは
元興寺旧境内を中心とした地域を「ならまち」として紹介しています。
・国道169号線より東、新薬師寺付近までを「高畑」と称して表現する媒体が一般です。
・住所の「奈良市高畑町」と、観光案内上の「高畑」は範囲が異なる場合があります。
・「ならまち」と一体的に「ならまち」の一部として紹介されている場合があります。
◎当サイトでは
国道169号線より東側、新薬師寺周辺までを「高畑エリア」として表現しています。また便宜的に百毫寺を高畑のエリアとして紹介することがあります。
・お概ね、奈良県庁より北側から奈良豆比古神社周辺までの地域を「奈良きたまち」と称する媒体が多い模様です。
◎当サイトでは
上記の通り、概ねの媒体と共通する範囲を「奈良きたまち」として紹介します。
場合によっては他のエリアとして分類した施設を「奈良きたまち」として紹介する可能性もあり、厳密なエリア分けは行わず柔軟な記事執筆をいたします。
尚、「奈良きたまち」を「きたまち」と省略して表記する場合があります。
・近鉄西ノ京駅を中心として「薬師寺」「唐招提寺」及びその周辺で一体的に観光ができるエリアを「西ノ京」と表現します。
・媒体によっては「西ノ京」エリアとして、西大寺、秋篠寺を紹介している場合がありますが、地理的に一体的、連続的に観光できる範囲を超え、徒歩以外の交通機関に頼る必要があります。
◎当サイトでは
近鉄西ノ京駅周辺の「薬師寺」「唐招提寺」と周辺を「西ノ京エリア」として紹介しています。
・「佐保路」
現在の奈良市となる旧「佐保村」(法華寺~鴻ノ池周辺までの地域)がかつて存在しており、その点においては明確な「佐保」の定義が存在します。
現在においては概ね旧村域内にあるものの、その周辺となる東大寺転害門を含み法華寺に至る「一条通り」周辺に社寺が点在しています。それらを巡る観光エリアとしていつ頃からか「佐保路」と呼ばれることがしばしばあります。
尚、範囲についてはそれに厳密な定義が存在するものではなく、あくまで観光をする上での訪問スポットの集まりとなります。ゆえに、媒体によって多少の違いが発生する場合があります。
・「佐紀路」
奈良市の住所表記に「佐紀町」があり、これをもって佐紀の定義とすることもあります。
しかし、観光をするにおいての「佐紀路」は法華寺付近から西大寺に至るまでの道路周辺にある古刹、神社、古墳、遺跡を巡り歩く際に使用されるエリアの通称です。これは佐紀町の範囲を超えることもあり、これらを見物する為のスポットの集まりとしていつ頃からかそう呼ばれて親しまれています。
また、「佐紀盾列古墳群」=佐紀古墳群と呼ばれている古墳群もありますが、やはり佐紀町の範囲を超えていることから、「概ね佐紀町周辺」を佐紀と呼ぶことがあるようです。
尚、佐紀路の範囲については、厳密な定義があるわけではなく媒体によって多少の違いが発生する場合があります。
◎当サイトでは
「佐保路」及び「佐紀路」については東西に連続した場所にあり、ハイキングやウォーキングのルートとして一体的にめぐることができます。当サイトではこの範囲を「佐保・佐紀路」として紹介します。
・奈良時代に平城宮であった範囲、特別史跡登録範囲、世界遺産登録範囲、公園として整備されている範囲がそれぞれ異なりますが、一般的な観光をする上においては気にする事はありません。
・奈良時代に平城宮であった範囲から、後世に集落等となった部分を除いた範囲に、一体的に公園として整備されている部分を加えた範囲が観光案内上一般的に案内される「平城宮跡」です。
・「平城宮跡歴史公園」は厳密には国営公園・県営公園としての開園区域を指すことが理想ですが公式サイトや現地の案内上の区別はないため観光案内上一般に案内される「平城宮跡」と明確に区別をして観光をする必要はありません。
◎当サイトでは
観光案内上、一体的に観光ができる範囲を「平城宮跡」として紹介するほか、国営、県営公園の未開園区域を含めて「平城宮跡歴史公園」と表現する場合があります。
考古学としては「平城宮」の外側である「二条大路」や「朱雀門ひろば」「奈良めぐり平城宮跡前駐車場」を含み「平城宮跡」として表現します。これは「平城宮跡歴史公園」の一部であることや一体的に散策できる公園としての範囲であることから「平城宮跡」と表現します。
・住所表記による「尼ヶ辻中町」「尼ヶ辻南町」「尼ヶ辻西町」「尼ヶ辻北町」「菅原東」「菅原町」がありますがその全てが観光スポットではなく、一部に限られています。
・しかし「尼ヶ辻町」の一部ついては近鉄尼ヶ辻駅から見て遠方にあります。
・「菅原の里」と表記している媒体もあります。
◎当サイトでは
近鉄尼ヶ辻駅から光喜寺、菅原天満宮周辺で散策ができる範囲を「菅原-尼ヶ辻」として表記します。
・主に、JR奈良駅、近鉄奈良駅周辺に広がる商店街群、市街地を指して「奈良タウン」と表現している媒体があります。
・しかし、奈良市内において「奈良タウン」と表現したゾーニングは存在せず、媒体紙面上での地理的ジャンル分けを行う際の措置と考えられます。
・JR奈良駅、近鉄奈良駅周辺に広がる商店街群、市街地にはまとまった名称(大阪の「キタ」「ミナミ」のようなもの)が無く、地元では商店街別に呼称する場合がほとんどです。場合によっては「近奈良らへん」(近鉄奈良駅周辺という意味)と呼ばれる場合もあります。
◎当サイトでは
「JR・近鉄奈良駅周辺」と呼称しています。
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