▶漢字表記の「奈良町」
奈良の旧市街全体を指します。
→きたまち、近鉄奈良駅周辺、奈良公園、元興寺周辺(ならまち)、高畑、京終
▶ひらがなの「ならまち」
旧市街「奈良町」のうち、平成初期に保存運動が活発となった元興寺周辺を指す「観光案内上のエリア名(愛称)」として用いられることが多いです。
ただし、媒体により「高畑」を含むか否かなど定義は定まっていません。
この記事では元興寺周辺を「ならまち」として紹介します。
「奈良公園」は、県立の奈良公園の周辺にある「東大寺」「興福寺」「春日大社」の境内を含んだ観光案内上のエリア名(愛称)として用いることが一般的です。
「ならまち」は「奈良公園」の特に興福寺の南側に位置しています。
「奈良公園」と「ならまち」は隣接しており「エリア同士の移動」は徒歩すぐとなります。しかしながら、双方のエリアは大きな範囲であるため注意が必要です。下に各施設間の徒歩での距離の一例を挙げます。
▶興福寺(五重塔)~元興寺
約500m
▶東大寺(南大門)~元興寺
約1600m
▶春日大社(御本社)~元興寺
約2500m
「奈良公園」と「ならまち」の間はバスで移動することもできます。
東大寺大仏殿・春日大社前バス停より
運行受諾:奈良交通
・ぐるっとバス「奈良公園ルート」
に乗車し
↓
「元興寺・ならまち」下車
東大寺大仏殿・春日大社前バス停より
運行会社:奈良交通
・市内循環「外回り」
に乗車し
↓
「田中町」下車
「ならまち」の北側には「奈良の大仏」で有名な「東大寺」を含む奈良公園エリアが広がっています。
「奈良公園」と「ならまち」は組み合わせて観光をすることができますが、
▶「奈良公園」そのものが広すぎる
▶「ならまち」の展示が充実している
ことに深く留意して観光の計画を作ることをお勧めします。