佐保・佐紀路は東大寺転害門から西大寺に至る一帯を指すエリアで、神社やお寺や古墳が点在しています。▶写真付き【みどころ】紹介▶アクセス方法▶用語解説
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①西大寺
②宇奈多理坐高御魂神社
③法華寺
④海龍王寺
⑤不退寺
⑥狭岡神社
⑦常陸神社
⑧興福院
⑨東大寺転害門
黄色ピン=「平城宮跡」の主要施設
オレンジ線=散策ルート例
黄色線=散策ルート例の派生
灰色線=鉄道駅からのルート例
読み方:さほじ
現在の奈良市となる旧「佐保村」(法華寺~鴻ノ池周辺までの地域)がかつて存在しており、その点においては明確な「佐保」の定義が存在します。
現在においては概ね旧村域内にあるものの、その周辺となる東大寺転害門を含み法華寺に至る「一条通り」周辺に社寺が点在しています。それらを巡る観光エリアとしていつ頃からか「佐保路」と呼ばれることがしばしばあります。
尚、範囲についてはそれに厳密な定義が存在するものではなく、あくまで観光をする上での訪問スポットの集まりとなります。ゆえに、媒体によって多少の違いが発生する場合があります。
読み方:さきじ
奈良市の住所表記に「佐紀町」があり、これをもって佐紀の定義とすることもあります。
しかし、観光をするにおいての「佐紀路」は法華寺付近から西大寺に至るまでの道路周辺にある古刹、神社、古墳、遺跡を巡り歩く際に使用されるエリアの通称です。これは佐紀町の範囲を超えることもあり、これらを見物する為のスポットの集まりとしていつ頃からかそう呼ばれて親しまれています。
また、「佐紀盾列古墳群」=佐紀古墳群と呼ばれている古墳群もありますが、やはり佐紀町の範囲を超えていることから、「概ね佐紀町周辺」を佐紀と呼ぶことがあるようです。
尚、佐紀路の範囲については、厳密な定義があるわけではなく媒体によって多少の違いが発生する場合があります。
「佐紀・佐保路」とも。媒体によります。
「佐保路」及び「佐紀路」については東西に連続した場所にあり、ハイキングやウォーキングのルートとして一体的にめぐることができます。
しかし、相当な距離があるため事前の計画をしてから訪れる事をお勧めします。
ここに注目! 3つのお堂を巡る奈良時代の寺院 |
ここは何? |
観光誌等で広く紹介される一般に開放された寺院 |
何ができる? |
境内にある3つのお堂を巡って参拝 境内の散策 |
どんな所? |
孝謙上皇(称徳天皇)が世の中の安定を願い発願した寺院。平安時代以後は衰退するが鎌倉以降に叡尊によって復興した。 |
何がある? |
<本堂(重文)>=釈迦如来立像(重文)、文殊菩薩騎獅像と四侍者像(重文)、 <四天堂>=十一面観音立像(重文)、四天王像と邪鬼(重文)、 <愛染堂>=愛染明王坐像(重文・通常非公開)、興正菩薩寿像(国宝) |
どんな大きさ? |
数段の階段がある境内に、東西約180m程度の距離に3つの拝観するお堂がある。 |
行き方 |
近鉄「大和西大寺駅」から約200m |
文化財登録 |
重要文化財建造物 本堂 史跡 西大寺境内 |
ここに注目! 奈良時代の役所&天皇の住まい |
※USJの2倍より大きい面積のため時間管理、体力管理にはお気をつけください。 |
ここは何? |
観光誌等で広く紹介される一般に開放された遺跡公園 ユネスコ世界文化遺産「古都奈良の文化財」構成資産 |
何ができる? |
復原建物の見物 展示施設の見学 遺構表示を巡る公園散策 |
どんな所? |
奈良時代の首都「平城京」の北端に位置している天皇の住まいや役所を兼ねた宮殿「平城宮」の跡地。かつての痕跡は地中にあり埋蔵文化財として評価されている。 宮跡内には復原建物や資料館などの展示施設が点在しており、遺構表示や自然などと併せながら巡ることができます。 |
何がある? |
復原建物 第一次大極殿院正殿 第一次大極殿院大極門 朱雀門 東院庭園 展示施設 平城宮跡資料館 遺構展示館 平城宮いざいない館 天平みはらし館 |
どんな大きさ? |
約128ヘクタール(東京ドーム約27個分) ※未供給地を含む各団体の管理面積の合計 ※奈良時代の平城宮の範囲とは異なり朱雀門南側等を含む ※参考USJ面積=約54ヘクタール |
行き方 |
文化財登録 |
特別史跡 平城宮跡 特別名勝 東院庭園 史跡 朱雀大路 |
ここに注目! 森に囲まれた重要文化財の本殿 |
●2026年9月30日まで本殿工事が実施されています。 |
ここは何? |
神社 |
何ができる? |
拝殿より参拝 |
どんな所? |
創建については詳しくわからないが、日本書紀に同じ読みで「菟名足」の記載があるなど古代からの由来が指摘されている。本殿は室町時代。平城宮跡の東院庭園の北側に隣接している。 |
何がある? |
本殿(重文) 境内 鳥居から境内参道には入れるがその先の建物の扉が閉められており普段はその場所から参拝する。 |
どんな大きさ? |
鳥居から数メートル進み、拝殿から見える範囲 |
行き方 |
・平城宮跡の「東院庭園」となり ・「法華寺」まで約450m ・奈良交通「法華寺」バス停から600m ・近鉄「新大宮」駅から約2000m ・近鉄「大和西大寺」駅から約2200m ・駐車場なし。道幅狭し(自動車通行不可。) |
文化財登録 |
重要文化財 宇奈多理座高御魂神社本殿 |
ここに注目! 光明皇后ゆかりの総国分尼寺 |
ここは何? |
観光誌等で広く紹介される一般に開放された寺院 |
何ができる? |
本堂の参拝 境内の散策 華楽園(庭園)の散策 |
どんな所? |
聖武天皇の皇后、光明皇后による尼寺。総国分尼寺としても知られる。本堂を中心とした古刹。 |
何がある? |
・本堂(重文) ・十一面観音像(国宝、特別開帳期間のみ拝観可能) ・華楽園(庭園) |
どんな大きさ? |
受付を入り、左右に見渡す大きさ |
行き方 |
・平城宮跡「東院庭園」から約550m ・「海龍王寺」から約300m ・奈良交通「法華寺」下車約200m ・近鉄「新大宮」駅から約1300m ・近鉄「大和西大寺」駅から約2200m ・駐車場あり |
文化財登録 |
重要文化財指定建造物 本堂 南門 鐘楼 史跡指定 法華寺旧境内 名勝 法華寺庭園(通常非公開) |
ここに注目! 旅行、留学の安全祈願としても知られる |
ここは何? |
観光誌等で広く紹介される一般に開放された寺院 |
何ができる? |
本堂の参拝ほか境内の散策 |
どんな所? |
遣唐使の玄昉による寺院。旅行、留学の安全祈願としても知られる。 |
何がある? |
本堂 五重小塔(国宝) 十一面観音立像(重文、特別開帳期間のみ拝観可能) |
どんな大きさ? |
本堂前より概ねを見渡せる大きさ |
行き方 |
・平城宮跡「東院庭園」から約800m ・「法華寺」から約300m ・「不退寺」から約1000m ・奈良交通「法華寺」バス停下車すぐ ・近鉄「新大宮」駅から約1300m ・近鉄「大和西大寺」駅から約2200m ・駐車場あり |
文化財登録 |
国宝 海竜王寺五重小塔 重要文化財 十一面観音立像(特別開帳期間のみ拝観可能) |
ここに注目! 在原業平ゆかりのお寺 |
ここは何? |
観光誌等で広く紹介される一般に開放された寺院 |
何ができる? |
本堂での参拝 境内での散策 |
どんな所? |
平安時代の平城天皇が後に奈良に住んだ場所に在原業平が住み後に寺にした寺院。 |
何がある? |
本堂(重文) 木造聖観音立像(重文) 南大門(重文)ほか |
どんな大きさ? |
南大門をくぐり全体がわかる大きさ |
行き方 |
・平城宮跡「東院庭園」から約1550m ・「海龍王寺」から約1000m ・「法華寺」から約1050m ・「狭岡神社」から約500m ・奈良交通<大和西大寺駅行>バス「不退寺口」下車約400m ・奈良交通<JR奈良駅西口行>バス「一条高校前」下車約550m ・近鉄「新大宮駅」駅から約1000m ・駐車場数台あり |
文化財登録 |
重要文化財指定建造物 本堂 南門 塔婆 |
ここに注目! 狭穂姫ゆかりの地 |
ここは何? |
神社 |
何ができる? |
拝殿から参拝ほか境内の散策 |
どんな所? |
藤原不比等により建てられる。狭穂姫伝承の地でもある。 |
何がある? |
本殿 狭穂姫伝承の池 万葉歌碑 |
どんな大きさ? |
鳥居から本殿まで100mほど |
行き方 |
・平城宮跡「東院庭園」から約1800m ・「法華寺」から約1400m ・東大寺「転害門」から約2000m ・「常陸神社」から約500m ・奈良交通「教育大付属中学校」下車約300m ・近鉄「新大宮駅」駅から約1400m ・JR「奈良駅」から2100m ・駐車場無し |
ここに注目! 「子授けの常陸の宮様」として親しまれる |
ここは何? |
神社 |
何ができる? |
参拝 |
どんな所? |
「子授けの常陸の神様」として親しまれている神社。子を連れた獅子がある。奈良市観光協会発行の地図には掲載されていないが、Wikipediaの記事や個人の訪問ブログでの記事がある。 |
何がある? |
境内各地 母子獅子 |
どんな大きさ? |
鳥居から50mほど |
行き方 |
・東大寺「転害門」から約2100m ・「狭岡神社」から約600m ・奈良交通「法連町」下車約700m ・近鉄「新大宮駅」駅から約2000m ・JR「奈良駅」から2100m ・駐車場無し |
◎「常陸神社」の周辺には
・「法蓮稲荷神社」
・「八峰神社」
もありますが、紹介されている例はあまりありません。
ここに注目! 特別公開日を要チェック |
※特別公開日を除き参拝は要予約(1,2,7,8,12月は不可)。詳しくはお問い合わせください。 |
ここは何? |
寺院 |
何ができる? |
参拝 |
どんな所? |
奈良時代に尼ヶ辻で創建されたとされ、江戸時代に現在地に移転しています。 |
何がある? |
客殿(重文)ほか境内 |
どんな大きさ? |
一周200mほど |
行き方 |
・東大寺「転害門」から約1500m ・「常陸神社」から約800m ・奈良交通「佐保小学校」下車約300m ・近鉄「近鉄奈良」駅から約1400m ・JR「奈良駅」から1500m ・駐車場無し |
文化財登録 |
重要文化財指定建造物 興福院客殿 |
ここに注目! 東大寺に残る奈良時代の建築 |
ここは何? |
寺院の門 |
何ができる? |
外観見学 |
どんな所? |
奈良の大仏で知られる東大寺の門。大仏殿などのエリアから若干距離がある。この地域のシンボルとして度々観光案内などで特筆して取り扱われている。 |
何がある? |
寺院の門 隣接地に観光案内所 |
どんな大きさ? |
門の周囲に敷地が確保されている |
行き方 |
・「興福院」から約1400m ・奈良交通「手貝町」下車しばらく ・近鉄「近鉄奈良」駅から約1400m ・JR「奈良駅」から2500m ・駐車場無し |
文化財登録 |
国宝指定建造物 東大寺転害門 |
▶【東大寺転害門】へは…
上のマップの路線からは離れているため、、、
「JR奈良駅西口」または「近鉄奈良駅」より
運行会社:奈良交通
「青山住宅」行または
「州見台八丁目」行に乗車し
↓
「手貝町」下車 徒歩数分
\転害門周辺の「奈良きたまち」へ/ 「佐保路」の東側の起終点にある「奈良きたまち」は閑静な住宅街にカフェや雑貨店、観光スポットが点在するレトロなエリア。 |
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①西大寺
②宇奈多理坐高御魂神社
③法華寺
④海龍王寺
⑤不退寺
⑥狭岡神社
⑦常陸神社
⑧興福院
⑨東大寺転害門
黄色ピン=「平城宮跡」の主要施設
オレンジ線=散策ルート例
黄色線=散策ルート例の派生
灰色線=鉄道駅からのルート例
「大和西大寺駅」~「JR奈良駅西口」
を結ぶバスが、佐保・佐紀路沿線を経由します。
(運行会社:奈良交通)
<佐保・佐紀路バス停マップ>
凡例↓
緑の線=西大寺駅~奈良駅を結ぶ路線バスルート
「西」印=大和西大寺駅方面のバス停
「J」印=JR奈良駅方面のバス停
◎バス印をクリックすると、バス停名が見れます。◎
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