奈良観光用語集

あ行

遺構

いこう

過去の建物やその跡など(溝、柱の跡、基礎、窯、井戸など)が現存する状態にある状態の物。地中にある物のみならず、現存する建物にも場合によっては使用される事もある。

いらか

本来は瓦ぶきの屋根の事。場所を示す際は「奈良春日野国際フォーラム甍~I・RA・KA~」を指す。

か行

基壇

きだん

主に寺社建築、宮殿に見られる。柱を設置する為の、石で四方をあしらわれた基礎の部分。

行基広場/行基像/行基前

ぎょうきー

近鉄奈良駅前の噴水の中にある行基菩薩像を中心とする広場。奈良県民定番の待ち合わせスポット。行基は奈良時代に活躍した僧。

きんなら

近鉄奈良駅のこと。

恭仁京

くにきょう

奈良時代の一時期に設置されていた都。現在の京都府木津川市。

境内

けいだい

神社、お寺の敷地。

遣唐使/遣唐使船

けんとうし/けんとうしせん

奈良時代に唐(現在の中国)に派遣された交流団及び使用した船舶。現代の奈良観光において「遣唐使船」と記す場合、平城宮跡歴史公園朱雀門ひろばに復原された遣唐使船を指す場合がある。

国博

こくはく

奈良国立博物館のこと。

国宝

こくほう

文化財保護法に基づく文化財の価値で「重要文化財」のうち、より価値がある物に指定される。

古都奈良の文化財

ことならのぶんかざい

ユネスコ世界文化遺産に奈良市内の社寺遺跡等8件が包括して登録されてある登録名称。

古墳

こふん

古墳時代に作られた墓。「陵墓」とは用語としての意味が異なる。

さ行

CI-CA

奈良交通が発行し、奈良交通、エヌシーバス、ぐるっとバスで使用できるICカード。

紫香楽宮

しがらきのみや

現在の滋賀県甲賀市に、奈良時代の一時期に存在した宮殿。

治定(古墳における)

じじょう

宮内庁による古墳と被葬者の結びつき。考古学的な知見とは異なることがある。

史跡

しせき

文化財的な価値がある不動産(敷地)に対して使用する言葉である。一方同様の意味を持って文化財保護法によって国に指定されている区分のひとつ「史跡」や地方自治体がしている「史跡」がある。混同に注意する必要がある。文化財保護法では特に価値が高いものについては「特別史跡」となる。

市内循環

しないじゅんかん

奈良交通が運行するJR奈良駅、近鉄奈良駅と奈良公園、ならまちを環状に結ぶ路線。

Jなら

じぇいなら

JRの奈良駅のこと。

重要文化財/重文

じゅうようぶんかざい

文化財保護法に基づく文化財の価値で、あらゆる文化財のうち価値が高い物に指定される。

新公会堂

しんこうかいどう

「奈良春日野国際フォーラム甍~I・RA・KA~」の旧名称。

世界遺産

せかいいさん

国連の専門機関のひとつ「ユネスコ」による文化遺産保護の取組。人類にとって高い価値を持った文化遺産のリストに登録されることとなる。重要文化財、国宝とは全く異なる制度であることに注意が必要。

遷都

せんと

都がうつること。例:平城京が遷都する。

た行

天然記念物

てんねんきねんぶつ

国もしくは地方自治体によって指定される価値の高い自然物。動物、植物、地質鉱物が対象となる。国が定めるものは文化財保護法により、特に価値が高いものについては「特別天然記念物」となる。

天平文化

てんぴょうぶんか

主に、奈良時代の文化に対する呼称。

登録有形文化財

とうろくゆうけいぶんかざい

文化財保護法に基づき「文化財登録原簿」に登録された建物など。重要文化財、国宝とは別枠の制度であることに注意が必要。

特別-

特別史跡→史跡の項目を参照

特別名勝→名勝の項目を参照

特別天然記念物→天然記念物の項目を参照

な行

難波宮

なにわのみや

現在の大阪府大阪市に、飛鳥時代及び奈良時代の一時期に存在した宮殿。現在の大阪城南側に位置し、大阪歴史博物館に詳しく展示がある。跡地はその一部が公園になっている(難波宮跡)。

奈良時代

ならじだい

西暦710年の平城京が誕生した時から長岡京を経て平安京に遷都するまでの期間。

奈良タウン

ならたうん

観光ガイドブックに度々登場するJR奈良駅~近鉄奈良駅付近の市街地の事。地元で使用されることは無いガイドブック上の表現。

奈良・西の京・斑鳩回遊ライン

なら・にしのきょう・いかるが かいゆうらいん

奈良交通が運行する奈良公園と法隆寺を結ぶ路線の名称。

ならファ

奈良ファミリーの事。大和西大寺駅前にある大型商業施設。

南都

平安京から見て南にあった都という位置関係から、奈良を指す言葉として使用される。

南都焼討

なんとやきうち

1180年に発生した平氏による兵火。東大寺、興福寺を始め現在における奈良の中心市街に壊滅的な被害をもたらした。

登大路

のぼりおおじ

近鉄奈良駅から奈良県庁付近までの道路及びその周辺のエリア。

は行

ひまわりタイム

奈良交通が設定している時間帯。割引率が高い回数券及などが利用できる。

復原(平城宮跡における)

ふくげん

遺構や現存の建物などから当時の建物の様子を推定し、その模型を現地で実寸大で設置する埋蔵文化財の地上での表現方法の一つ。

平城京

へいじょうきょう

奈良時代の日本の首都である街。

平城宮

へいじょうきゅう

平城京の北端にあった宮殿。

ま行

埋蔵文化財

まいぞうぶんかざい

地下、地中に存在する文化財のこと。建物の柱などの跡が穴となり出土した遺構、奈良時代の文書を記した木製の板である木簡などで現在も地中に存在するものを指す。

三笠/三笠焼き/三笠まんじゅう

みかさー

どら焼きの事。三笠山に似ている事からそう呼ばれる。

名勝

めいしょいう

国または地方自治体によって定められる風光明媚な場所。国指定のものは文化財保護法による。特に価値が高いものは「特別名勝」となる。

木簡

もっかん

木を薄く加工した物に文章等を記した物。

や行

吉野連絡

よしのれんらく

橿原神宮前駅で吉野行の特急に乗り換えが可能な特急に表示される。

ら行

陵墓

りょうぼ

皇室関係者の墓。「古墳」とは用語としての意味が異なる。

歴史の道

れきしのみち

奈良市によって定められたハイキングコース。奈良市街地の名所を巡り一周できるルート。

わ行