2022年3月19日平城宮跡で復元工事が行われていた第一次大極殿院「大極門」(南門)の復原が完成します。尚、引き続き東・西楼や回廊の復原整備が実施される予定です。
(この記事は3月25日最終更新)

平城宮跡 大極門 復原工事中の様子
国土交通省の事業として2017年から進められてきました。工事中は素屋根が設置され見学用のデッキも備えられていました。

大極門(南門)復原工事が終盤に近付くと工事見学用デッキは閉鎖。素屋根は東側にスライドされその姿を見ることができるようになりました。



尚、東側にスライドした素屋根は今後「東楼」の復元工事用の素屋根として再活用されます。
平城宮跡 大極門(南門)復原完成へ
国土交通省は復原整備を続けていた平城宮跡第一次大極殿院「大極門」(南門)について、2022年3月19日に完成すると発表しました。文化庁事業の第一次大極殿院正殿復元完成以来12年ぶりの復元建物の設置となります。
完成後の利用案内
2022年3月19日一般公開 初日の様子





【建築物の概要】
▶事業主 国土交通省近畿地方整備局
▶施工 清水建設
▶復元原案作成 奈良文化財研究所
▶設計・工事監理 文化財建築物保存技術協会
第一次大極殿院 復原整備の全体像
大一次大極殿院は文化庁により2010年に「正殿」が復元。ここからは国交省の事業として今回の「南門」が復原されました。今後は東楼、西楼や回廊の復元が予定されています。


尚、復原事業に関する詳しい事は近くにある「復元事業情報館」にて紹介されています。