【当日現地写真】ぐるっとバス大和西大寺駅へ延伸試験運行

ぐるっとバス大和西大寺駅へ延伸試験運行

 奈良市街の主要観光地を結ぶ路線バス「ぐるっとバス」の大宮通りルートが2020年10月31日、11月1日に限り大和西大寺駅への延伸を試験実施しています。

((上記路線図はバスの実際に走行する道路を表したものではありません。))

事業主体:ぐるっとバス=奈良中心市街地公共交通活性化協議会 奈良交通バス=奈良交通株式会社

 

▶※1:各事業主体がそれぞれ定める繁忙期の特定日は部分運休をします。詳しくはコチラ。2020年秋の予定は「ぐるっとバス大宮通りルート」が10月24日~11月29日までの土日祝(土日祝ダイヤで運転する平日とは意味が異なる。)が部分運休。対象日は「大仏殿前駐車場」で折り返し運転。奈良交通バスは今のところ今秋の部分運休の予定はなし。

 

▶※2:10月31日、11月1日に限り大和西大寺駅まで延伸運転。延伸運転実施日の「朱雀門ひろば」バス停は奈良公園方面のみ停車。大和西大寺駅方面は「朱雀門ひろば前」バス停を使用。

 

▶※3:10月31日、11月1日に限りぐるっとバス「大宮通りルート」「奈良公園ルート」は通過

今秋の運行計画は

大和西大寺駅への延伸の概要

 大和西大寺駅から朱雀門方面へは現在の「ぐるっとバス」の源流の一つである「奈良観光周遊バス」が春と秋の繁忙期に運行していた頃もありましたが、専らイベント来場者のアクセス手段と化しているとの理由で運行は取りやめとなり、以後平城宮跡で開催されているイベントの主催者による無料シャトルバスの運行がありました。

 これを除くと大和西大寺駅から朱雀門方面へは徒歩で1.5キロを歩く他は、一旦近鉄奈良駅まで行き、近鉄奈良駅から1時間1本のバスを利用するしかありませんでした。

 

 ぐるっとバスの事業主体である奈良中心市街地公共交通活性化協議会は、来年の大和西大寺駅南口のロータリー完成を前に、今回は2日間に限り大和西大寺駅への延伸の試験運転を実施しニーズを確認し、これにより大和西大寺駅南口への延伸について検討と課題の整理をするとしています。

延伸の意味とは(筆者私見)

 これまで平城宮跡の朱雀門は観光周遊交通の路線網ゆえ「奈良の端」というイメージが強く、行ったなら引き返すか、もしくは三条通のバスで西ノ京に出る「裏技」、徒歩で西大寺駅を目指すなど「周りにくい」場所でした。大和西大寺駅からのバス事情は先述の通りですが、大和西大寺駅から平城宮跡南端を経由して奈良公園方面へ向かうバス路線ができると、大和西大寺駅を起点に大宮通りを軸としてそれらを訪ねる新しい観光周遊のルートが形成されることとなります。

 これは、国営/県営平城宮跡歴史公園での観光資源の活用や、更なる新規開発(県営二期、積水南側)により観光地としてより磨き上げがされる平城宮跡歴史公園には重大なインパクトになる事が予想されます。

 また、MICE施設である奈良春日野国際フォーラム甍、2020年に開業した県下初の大規模コンベンション施設「奈良県コンベンションセンター」と大和西大寺駅、近鉄奈良駅、平城宮跡、奈良公園が一本で結ばれることとなります。MICE来場者への大和西大寺駅をターミナルとしてのアクセス二次交通の新ルートのみならず、周遊交通の新ルート形成による更なる消費行動を加速させることも予想できます。

 これらは、奈良県コンベンションセンターと平城宮跡南端が大和西大寺駅に繋がる事により、大和西大寺駅大和西大寺駅周辺地区の大型商業施設等の商業集積地域に地元住民に留まらない新たな客層を呼び込むことが可能となります。

参考

 ▶奈良中心市街地公共交通活性化協議会 各資料 http://www.pref.nara.jp/module/34988.htm#moduleid34988

▶奈良公園・平城宮跡アクセスナビ http://www.nara-access-navi.com/

当日の様子

大和西大寺駅南口

朱雀門ひろば前